♯54 掴んだ手を離さないのは、いいとして―― 「お、おおお」 間一髪、『手首』を握り止めることに成功したあとは、見来のほうから、俺の右腕にしがみつく、格好となる。 自殺しようってわけじゃないので、当然だ。 左腕はというと、うまい具合に木の根っこを…
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