#12 「烏丸君、今日あなたをうちに招待します」 昼休み、藤守林檎は唐突にそう言い放つと、再び本に目を落とした。 場所はいつもの体育館裏。人気はなく、ゆえに今の言葉は深夜に向けたものには違いない。 「……?」 続く言葉はない。話は今ので終わりらしか…
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